LステップはLINE公式アカウントの機能を拡張できるサービスです。便利なツールですが、下記のような意見も聞きます。
- LINE公式アカウントとLステップの違いがよくわからない
- うまく活用できる自信がない
本記事では、LINE公式アカウントとLステップの違いを基礎から解説。
これを読めばLステップの概要を理解できるので、Lステップ導入の検討材料にしていただければ幸いです。
この記事でわかること
LINE公式アカウントとはビジネス用のLINEアカウント
LINE公式アカウントは、個人事業主や企業がビジネスで活用するLINEアカウントです。
LINEの利用者は国内9,600万人以上いますので多くの潜在顧客にアプローチができます。
例えば、下記のような活用方法があります。
- 新商品の情報発信
- クーポンの作成、配信
- 個別チャット
- スタンプカードの作成
LステップとはLINE公式アカウントの機能拡張ツール
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張できるツールです。そのため、LINE公式アカウントがないと利用できません。
MAツールの相場がおよそ月額1万〜20万円ほどなのに対し、Lステップは月額2,980円というリーズナブルな価格から利用でき、マーケティングツールとして非常に費用対効果が高いと言えます。
※MA(マーケティングオートメーション)ツールとはマーケティングを管理、効率化、自動化するツールの総称
LINE公式アカウントの機能拡張として、自動配信をより細かく設定できたり、顧客情報をセグメントごとに分析できるなど、マーケティングに活用できるシーンが増えます。
LステップとLINE公式アカウントの機能比較
LステップとLINE公式アカウントの機能の違いを一部解説します。
機能 | Lステップ | LINE公式アカウント | メルマガ |
到着率 | 100% | 100% | 10〜30% |
開封率 | 60% | 60% | 10〜30% |
クリック率 | 25% | 25% | 5〜10% |
リッチメニュー | ◯ | △ | – |
ステップ配信 | ◯ | △ | – |
セグメント配信 | ◯ | △ | – |
友達リスト管理 | ◯ | × | – |
予約管理 | ◯ | × | – |
クロス分析 | ◯ | × | – |
ステップ配信で業務効率化
ステップ配信とは事前に登録したメッセージを、設定したタイミングや回数で自動で配信する機能です。
ステップ配信を利用すれば配信作業を自動化し、業務を効率化できます。
LINE公式アカウントでもステップ配信はできますが、配信間隔が限られています。
Lステップを導入すれば、タイミングや配信間隔を自由に設定できるのでより効果的に顧客にアプローチできます。
セグメント配信でターゲットを絞れる
セグメント配信とは属性や行動別でお客様を分類し、特定の層に配信を絞れる機能のことです。
LINE公式アカウントでもセグメント配信はできますが、セグメントできるのは下記の3つしかありません。
- 性別
- 年代
- 地域
Lステップを導入すれば、下記のようなセグメントが可能になり、興味がある人だけに配信することで、配信コストを抑えられます。
- 流入経路
- 〇〇に申し込みをした人
- アンケートで興味があると回答した人 …etc
友達リスト管理で情報管理が楽に
LINE公式アカウントはお客様からメッセージを送ってもらわない限り、お客様情報はわかりません。
Lステップを導入すれば、友達になるだけで情報を取得できるようになります。取得可能な項目の例は下記の通りです。
- 年齢
- 性別
- 住所
- 電話番号
- アドレス
- 行動履歴(チャット、商品購入、問い合わせなど)
メモやタグ付けも可能なので、顧客情報リストとして管理できるようになり、自社の顧客管理システムに情報を移し替える必要がなくなります。
リッチメニューで効率的な宣伝ができる
リッチメニューとは、トークの下に出る固定メニューのことです。
LINE公式アカウントでもリッチメニューは利用できますがボタン数に限りがあり、レイアウトも決まっていて固定です。
Lステップであればボタン数は最大20個まで設定でき、レイアウトも自由に決められます。
事業内容やクライアントによって表示させるメニューを変更できるので、効率的な宣伝が可能です。
予約管理機能で自動化
LINE公式アカウントでは予約機能がなく、個別チャットで対応するしかありませんでした。
Lステップではカレンダーとスケジュール機能が充実し、予約からキャンセルまで自動で対応できます。
予約前日にリマインド配信もできるので、キャンセル率の低下も望めます。
クロス分析でマーケティングを強化
クロス分析とは、2つ以上の項目を掛け合わせて分析することです。
Lステップでは年齢から流入経路、行動履歴まで分析できるので、組み合わせて分析することでさまざまな角度からのユーザー情報を得ることができます。
例えば、流入経路とクリック率を組み合わせて分析することで、媒体の効率性が高いかを判断でき、経営判断の参考にできます。
LステップとLINE公式アカウントの料金説明
LINE公式アカウントとLステップの料金を解説します。
LINE公式アカウント | |||
---|---|---|---|
コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額 | 無料 | 5,500円 | 16,500円 |
メッセージ数 | 200通まで | 5,000通まで | 30,000通 |
追加メッセージ | – | – | 3円/通 |
Lステップ | ||||
---|---|---|---|---|
スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン | 大量送信プラン | |
月額 | 2,980円 | 21,780円 | 32,780円 | ※1 |
メッセージ数 | 5,000通まで | 30,000通まで | 50,000通 | ※1 |
※1 大量送信プランは規模によって複数のプランがありますが本記事では説明を省略します。
LINE公式アカウントは、メッセージ数の上限が上がるほど料金が上昇。Lステップは、メッセージ数の上限が上がっていくのと同時に、拡張される機能も増えていきます。
LINE公式アカウント or Lステップ あなたにはどっち?
Lステップは優秀なツールですが、すべての人におすすめできるわけではありません。
LINE公式アカウントの機能で十分か、Lステップを導入すべきか、事例ごとに比較をしてみます。
LINE公式アカウントだけでもいい3事例
LINE公式アカウントだけでも問題がない3つの事例を紹介します。
- 配信数が月間200通以下
- 一斉配信機能以外の機能は使わない
- クーポンやポイントカード機能以外使わない
配信数が月間200通以下のアカウント
配信数が月間200通以下のアカウントは、LINE公式アカウントの費用が無料ですし、細かくセグメントを分ける必要もありません。
Lステップを導入するメリットはありませんので、配信数が増えてきたらLステップを検討しましょう。
一斉配信機能以外の機能は使わない
一斉配信だけであれば、LINE公式アカウントでも可能です。Lステップを導入する必要はありません。
セグメントを細かく分ける必要が出てきたらLステップを検討してください。
クーポンやポイントカード機能以外使わない
クーポンやポイントカード機能しか使わない場合も、シンプルなものならLINE公式アカウントでも作れるので、Lステップは不要です。
お客様ごとのポイント数を把握しマーケティングに活用するならLステップを導入しましょう。
Lステップがおすすめなアカウントの特徴とは
今度はLステップがおすすめの人の特徴を紹介します。
- 業務を自動化して人件費を抑えたい
- 配信コストを抑えたい
- 商品開発や販売促進の改善をしたい
業務を自動化して人件費を抑えたい
Lステップの予約管理機能や自動配信を活用すれば業務を自動化でき、人件費を削減できます。
配信コストを抑えたい
LINE公式アカウントは月間配信数によって料金が変わるので、配信コストを抑えたいという人はLステップの導入がおすすめ。
セグメントを細かく分けターゲットを絞って配信することで成約件数を落とさず、配信件数を抑えられます。
商品開発や販売促進の改善をしたい
Lステップは分析機能が充実しており、ブログへのアクセス数や動画視聴時間などの傾向を把握し、マーケティングに活かせます。
商品開発や販売促進の改善をしたい方におすすめのマーケティングツールです。
編集者の結論!Lステップを活用してLINEマーケティングを加速化させましょう!
Lステップはマーケティング戦略において革新的なツールです。
Lステップを導入しLINEマーケティングを加速化させましょう。
Lステップ導入の流れは下記の通りです。
- ①LINE公式アカウントを作成
- ②Lステップを契約
- ③LINE公式アカウントとLステップを連携
LINE公式アカウントとLステップの連携まで完了すれば利用をスタートできます。
Lステップ導入のメリットを4つに厳選
Lステップには様々なメリットがありますが、特に大きなメリットを4つ挙げます。
- 成約率が上がる
- コストを削減できる
- お客様を分析しマーケティングに活用できる
- 構築の代理店に依頼すればデザインからコンサルまで任せられる
成約率が上がる
メルマガのメッセージは10〜30%の到着率と言われていますが、LINEならブロックを除けばほぼ100%到着します。
クリック率もメルマガの5〜10%に対し、LINE公式アカウントは約25%と大幅に高いです。
成約率も必然的に高くなるので、LINE公式アカウントとLステップを駆使することでさらに売上をあげることができます。
コストを削減できる
Lステップを導入すれば、自動配信による人件費削減と、セグメント配信による配信コスト削減ができるので、コスト削減において一石二鳥。
お客様を分析しマーケティングに活用できる
Lステップの分析機能を使えば流入経路や成約率がわかるので、リソースを最適化したり、親和性の高い商品を開発するには、必須と言っても過言ではありません。
構築の代理店に依頼すればデザインからコンサルまで任せられる
便利なLステップですが、うまく活用できるか不安という人はLステップ構築の代理店にコンサルタントしてもらうことが可能です。
プロのデザイナーによるデザインを使用できたり、LINEマーケティングのプロに設計や運営を任せられるので、Lステップ初心者でも成果を出すことができます。
Lステップをうまく活用できるか不安な人は、構築の代理店を検討しましょう。